テックブロガーおさむです。今回は、2024年を振り返り、技術系ブログで1年間にいくら収益が発生したか、まとめて発表します。
技術系ブログを始めたのが2020年の5月ごろからですから、開始から3年半~4年半の期間の収益です。収益と言っていますが、こちらは売り上げとは異なります。売り上げには経費が含まれますので、正確に収益を算出するため、ブログの年間の維持費(経費)についても紹介しています。
ブログの年間の維持費は、ブログ開設当初はペイできていませんでした。いわゆる赤字というやつですね。ただ、2年目から挽回していき、3年目にはブログ開設当初からの収益がプラスになり、黒字化できています。このはなしはすでに別記事に記載済みですので、こちらの記事をご覧ください。
本題ですが、今回ご紹介するのは直近の2024年の1年間に、技術系ブログで得られた収益です。先に結論だけ言ってしまうと、前年の2023年とはくらべものにならないくらい収益が増加しています。
金額としては約18万円です。
この金額は、対2023年比で、軽く2倍以上です。副業としてはなかなか魅力的な金額ではないでしょうか?スキマ時間にコツコツ努力できる人ならばこれ以上の収益も目指せるはずです。ブログを副業として始めてみたいと思ったら、この記事を読んでみてください。拍子抜けするほど簡単に作れます。
2024年の1年間の技術系ブログから得られた収益がいくらかわかる。
どんな技術系ブログを運営している?ジャンルはニッチ…
わたしが運営している技術系ブログは、ジャンルとしてはニッチなものを取り扱っています。主に電子工作系の物を題材としていることが多いです。電子工作と一言にいっても、電気回路の話から電子部品(ICなど)や、基板の話、制御も必要なのでプログラミングの知識も必要になります。
広く浅くの情報を発信しているわけですが、広いと言ってもニッチなわけです。「電子工作」というワードひとつとっても、Googleの月間検索ボリュームはせいぜい1万回程度です。それに対して、同じ条件で「天気」の場合の検索ボリュームは1000万回。
つまり、「天気」を検索する人の1,000人に一人くらいしか、「電子工作」を検索しないわけです。これだけも相当ニッチであることがご理解いただけると思います。
これだけニッチだと、日に来てくれる読者の方の人数もあまり多くはありません。平日の場合は多くても200人前後、土日祝日の場合は100人を切ることもあります。
技術系ブログの特徴として、仕事中に訪問してくれる読者が多いため、平日の9-17時頃が訪問者数のピークです。土日祝日に訪問者数が半分程度になるのはこのためです。年末年始やお盆の期間中はこの傾向が顕著で、連日訪問者数が100人を切ることもよくあります。
2024年1年間で技術系ブログで得られた収益は、約18万円。
それでは収益の発表です。2024年の技術系ブログの収益は、1年間で約18万円でした。冒頭でもお伝えしたとおり、この金額は維持費を差し引いた純粋な利益です。後ほど紹介しますが、このブログ運営には、毎月維持費がかかっています。
2024年の総収支をグラフにしてみると…
ブログの運営に維持費がかかっていますので、こちらの維持費と、2024年の「収入」を並べてみました。しつこいようですが、ブログには維持費がかかっています。「収入」と表現したのは、「収入から維持費を引いた金額」が「収益」となるため、あえて強調してお伝えしています。
収入がおよそ20万円に届かない程度。維持費が2万円程度です。収入が維持費に対して大きく上回っていますから、2024年は前年に引き続き大きく黒字であることがわかります。
2024年の収益を、収益源ごとにまとめてみた結果
続いて、収益源毎に金額をまとめてみました。技術系ブログだと、どんな収益源から、いくらくらいの割合で収入を得ているかわかりにくいところもありますよね。特に隠す必要もないので詳細にグラフ化してみました。分類わけとして4つにしてみました。
収入源として一番ウェイトを占めるのが、2024年より開始したスポンサー契約料です。スポンサー契約とは、特定の企業から依頼を受けてブログに広告を張り付け、その対価としてお礼をいただくシステムです。
技術系ブログを始めた当初は知名度もなく、訪問者数も少なかったためにこのようなスポンサー契約はできていなかったのですが、2024年から、1社お声がけをいただいて契約することになりました。
スポンサー契約と聞いて疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、ブログ運営をしている側がしなければいけないのは、広告をページに貼ることです。ブログとしての更新がないと、そもそも訪問者数が減ることになりますから、ブログの更新も頑張るとより効果的です。しかし、更新は特に強制ではないので、推奨される。くらいの扱いです。
次に多い収入源は、物品の紹介手数料でした。具体的には、紹介したマイコンボードなど、電子工作に必要なものをネット購入できるように、Amazon等の通販サイトのリンクを貼っています。このリンクを通じて物品が購入されると、インセンティブとして商品代金の数%が、リンク作成者に入ってくる仕組みです。
この仕組みについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
他に、自動広告は、GoogleAdsenseと呼ばれる、個人の趣向に合った広告を自動で挿入する仕組みの収益です。自動広告という名前の通り、どのタイミングでどんな広告が入るか、ブログ運営している側でコントロールができないのが最大の欠点です。
わたしは2024年の途中から、ブログを読者ファーストにするためには?と真剣に考えた時期がありまして、そのさい、自動広告が邪魔という結論になって、自動広告は削除しました。
また最後に、書籍原稿料は、技術系ブログに直接出版社の方からご連絡をいただいたときのものです。以前一度マイコンボード関係で書籍の原稿を執筆したのですが、2024年にもいくつかまた原稿の執筆の依頼をいただきましたので、対応させていただきました。
ブログ開設当時からの収益の推移をまとめた結果
ブログを開設してから、すでに5年が経とうとしています。そこで、これまでの1年毎の収益をグラフにしてみました。
オレンジの2021年までは、収益は0円を下回っていました。つまり赤字ということです。何度もお話している通り、わたしの運営しているブログは、毎月維持費が発生します。つまり、ブログの収入が無ければ、基本的には維持費の分だけ赤字になります。
2022年からは黒字化しており、2022年まででブログ開始から全体としての黒字化にも成功しています。ですから、ここからはやればやるだけ黒字の幅が増えていく段階です。ちなみに、2024年の収益は1年の維持費の12倍以上となっており、1か月の収益で1年分以上の維持費を稼ぎ出しています。
今後も順調に収益が増えていけば、数日の収益で1年分の維持費が稼げるのも夢ではないと思っています。そうなれば、記事を書かずに不労所得が毎月入ってくるなんてことも…
ブログに経費がかかる理由。サーバーとドメインはレンタル料が発生。
ブログには維持費がかかると解説してきました。今のご時世、無料のブログサービスもあるのに、なぜわざわざブログに維持費をかけているのか?疑問に思ったのではないでしょうか?
わたしは年単位で更新していますが、毎月にならすと1,000円以上維持費として使っています。ブログの収益が安定してきたのでこの維持費は特に大きな出費だと思いませんが、始めた当初は収入が0円だったわけです。
つまり、毎月頑張って時間を作って記事を書いているのに、さらに維持費として1,000円出費をしていたわけです。時間も維持費もと考えるとバカバカしく思えてきますよね。しかも、この期間は意外と長く、1年以上続いたりするわけです。前章の年毎の収益のグラフの通り、2021年、つまり2年目まではそんな状況が続いていました。
では、ブログに維持費をかける理由について解説します。一番大きな理由は、「リスク回避」です。無料ブログサービスは、なぜ無料で使えるか考えたことはありますか?企業が提供するサービスで無料なものには、必ず理由があります。
企業は、収益を得るための組織です。つまり、事業を継続していくためには利益が必要です。では、無料のブログサービスを提供している会社は、ボランティア活動しているわけではないはずですよね?じつは、ブログサービスを無料とすることで、みなさんが書いたブログに自由に広告を載せているんです。つまり、記事を書かずに広告だけ張り付ける。うまいやり方ですよね。
これ、まったく同じ手法で、GoogleAdsenseがやっています。Googleなどの検索エンジンで検索した結果のページから、詳細のページに飛ぶと、広告が入ったサイトに飛ぶことがあると思います。
この広告も、Googleが記事を書かずに広告だけを載せています。つまりコンテンツの一部に寄生しているともいえるわけです。寄生というと響きがあまりよくありませんが、その対価としてサイトの運営者には場所代として報酬が渡されているわけですから、両者win-winの関係ですよね。
若干脱線してしまいましたが、本題に戻ります。無料ブログサービスを使わず、あえて維持費のかかる手段を採用しているか?それは、維持費のかかる方法のほうが、記事・サイトが独立して自分の所有物となるためです。
先ほどの無料ブログサービスでは、広告がサイト運営者の意図と異なる状態で入ってくると説明しました。これは、無料でブログサービスを提供している会社が、収益を上げるための手段です。ボランティア活動しているわけではないので、当然ですよね。
では、書いた記事はどうでしょう?実は、この記事たちは、無料ブログサービスに著作権が帰属する場合があるのです。つまり、一生懸命書いた記事はあなたの物ではない。ということ。
さらに、もし無料ブログサービスがいきなりサービス終了になったら、どうなるでしょうか?無料で使わせてもらっている立場の場合、いきなり消えてしまっても文句は言えませんよね…
上記のリスクから、わたしはサーバーとドメインを独自に取得して運営しています。どのサービスにも頼っていませんので、サービス終了にびくびくすることもありませんし、著作権も当然わたしに帰属します。この話はもっと詳しく解説した記事があるので、気になったらこのままこちらをご覧ください。
今回のまとめ:2024年は収益が倍増!副業としてそこそこもらえる。
今回は2020年からスタートした技術系ブログの、2024年1年間の収益を発表しました。年間で約18万円ですから、月にすると1.5万円程度。趣味というか副業でこれだけ毎月もらえれば夢があると思いませんか?
2024年の大躍進の鍵となったのは、スポンサー契約ができたことだと思っています。2024年の一番大きな収入源はスポンサー契約でしたし、ただ広告をサイトに載せるだけで契約金がもらえるというのは、手間がほとんどかからず大きなリターンがもらえます。
ニッチなジャンルである程度我慢して続けていかないと、スポンサーがつくことは稀です。逆を返せば、ニッチ=競合が少ないので、少し頑張ればスポンサーは付きやすいのかもしれません。
2024年は2023年の約2倍の収益をいただきましたので、2025年は2024年を1円でも超えることを目標にしました。もし技術系のブログを始めてみたいなと思ったそこのあなた。始めるのは簡単です。収益が出るまでの期間は正直つらいですが、そこを乗り越えてしまえば安定した副業収入が入ってきます。どれくらい簡単に完了するかは、こちらの過去記事をご参照ください。
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